LINE公式アカウント(LINE Official Account Manager)では設定できない複雑な表示方法については、Messaging APIを利用して、MOBI BOT のLINEリッチメニュー管理で設定することができます。
LINEリッチメニュー管理を利用するには、MOBI AGENTとのLINE連携設定や、外部接続設定 > 送信元設定 のユーザーIDおよびドメイン認証キー登録が必要です。
登録がされていない場合は、弊社営業またはCS担当までご連絡をお願いします。
目次
1. 連携先のLINE公式アカウントを選択する
「SNS Idx」は、MOBI AGENT管理画面 > LINE公式アカウント連携に関する設定で、連携先のLINE公式アカウントが登録されたチャネルを選択します。
「Default」タブに登録した場合は、「SNS idxデフォルト」を選択します。
2. タブ切替形式のLINEリッチメニューを作成する
シナリオの中で、ユーザーが入力した内容などに応じて、表示させるシナリオを出し分ける方法です。
このスタートガイドでは、リッチメニュー切替アクション(RICHMENUSWITCH)を利用した設定方法について説明します。
基本のLINEリッチメニューの作成方法については、以下のマニュアルをご確認ください。
関連情報
- MOBI BOT 操作マニュアル > 4【新UI】ホーム > 4.5 LINEリッチメニュー管理
- MOBI BOT 操作マニュアル > 3【従来のUI】ホーム > 3.12 LINEリッチメニュー管理
2-1. LINEリッチメニュー画像を用意する
以下のような、タブが表現された画像を表示したいメニュー数分用意します。
メニューAの画像 | メニューBの画像 |
---|---|
LINE Developers > リッチメニューの画像の要件
2-2. リッチメニューAを作成する
2-2-1. リッチメニューの属性情報を設定する
画面左側にある項目を設定します。
2-2-2. 「メニューB」タブの領域に切替アクションを設定する
- 画面右上の[ 作成 ]ボタンを押し、編集画面を表示します。
- 画面左下の「リッチメニュー画像 」から画像をアップロードします。
- 画面をクリックして、リッチメニュータップ領域を表示し、「メニューB」のタブの領域に合わせます。
- 作成したタップ領域をダブルクリックして、アクションタイプ等、各項目の設定を行います。
項目 設定内容 タイプ RICHMENUSWITCH ラベル 設定は任意(ユーザーデバイスのアクセシビリティ機能が有効な場合に読み上げるテキスト) データ メニューB
エイリアス menu-b
エイリアスは、登録済みリッチメニューがない状態では作成できないため、先にエイリアス名を作成します。
エイリアス名を入力したら、「+」を押して作成します。
- [ CLOSE ]を押して設定します。
2-2-3. リッチメニューAのメニューにアクションを設定する
タブ以外のメニューに対して、アクションを設定します。
全ての設定が終わったら、画面右上の[ 作成 ]ボタンを押します。
リッチメニューを作成すると、リッチメニューIDが生成されます。
2-3. リッチメニューBを作成する
リッチメニューAで行ったことと同様の手順で、以下を設定します。
2-3-1. リッチメニューの属性情報を設定する
画面左側にある項目を設定します。
2-3-2. 「メニューA」タブの領域に切替アクションを設定する
以下の通りに切替アクションを設定します。
項目 | 設定内容 |
---|---|
タイプ | RICHMENUSWITCH |
ラベル | 設定は任意(ユーザーデバイスのアクセシビリティ機能が有効な場合に読み上げるテキスト) |
データ |
メニューA |
エイリアス |
menu-a |
2-3-3. リッチメニューBのメニューにアクションを設定する
タブ以外のメニューに対して、アクションを設定します。
2-3-4. リッチメニューの属性情報を設定する
全てのタップ領域の設定が終わったら、画面左側にある項目を設定します。
設定が終わったら、画面右上の[ 作成 ]ボタンを押します。
リッチメニューを作成すると、リッチメニューIDが生成されます。
2-4. デフォルトメニューを指定する
新規でLINEリッチメニューを作成した際に、最初に表示されるリッチメニューをデフォルトとして指定します。
メニューAを指定すると、トーク画面に入室した際にメニューAが表示された状態になります。
ただし、トーク画面を表示する度に常にデフォルトメニューが表示された状態にはなりません。
メニューBを表示した状態で、トーク画面から退室・再入室した場合は、継続してメニューBが表示された状態となります。
LINE Developers > リッチメニューの適用範囲
2-5. エイリアスを作成する
リッチメニュー作成時に登録したエイリアス名で作成します。
エイリアス「menu-a」にはリッチメニューAを、エイリアス「menu-b」にはリッチメニューBを選択し、それぞれエイリアスを作成します。
3. シナリオでデータ(ポストバックデータ)を処理する
リッチメニュー切替アクション(RICHMENUSWITCH)にある「データ」が、LINEの仕様上必須項目であるため、必ずデータ(ポストバックデータ)が送信されます。
リッチメニュー切替において、データを利用することはありませんが、エラーが発生するため、エラーが出ないよう送信されるデータを処理する設定が必要です。
- 最初に動作するシナリオに対して、空のアクションを作成
- 「送信するメッセージを作成する/メッセージタイプ」 > なし
- 「条件・後続アクション/ルール」 > なし
- 開始アクションに、以下の通りに条件と後続アクションを設定
- 1つ目のルール (データ「メニューA」に対する処理)
・ルールの値メニューA
・ルール
「以下のデータと一致したら/とデータが一致」
・後続アクション
1で作成した空のアクションを指定 - 2つ目のルールには、データ「メニューB」に対する処理を、「メニューA」と同様の内容で設定します。
- 1つ目のルール (データ「メニューA」に対する処理)
以上で、設定は完了です。