トライアル環境で動作確認をし問題がないことを確認したら、商用環境にシナリオを移行します。
目次
1. 商用環境移行用のシナリオを作成する
画像・動画等の各種ファイルURL、メールテンプレートURL、メールテンプレートID、config情報、LIFFIDなどは、トライアル環境、商用環境ごとに作成した場合、設定内容が異なります。
これらのような、環境依存しているデータをシナリオ内に直接記述している場合は、商用環境移行用のシナリオを準備し、書き換える必要があります。
トライアル環境下で商用環境移行用のシナリオを予め準備しておき、商用環境下では極力直接編集せず、シナリオをインポートするのみにすることで、適切かつ安全にシナリオを運用管理することができます。
なお、トライアル環境に商用環境の情報を記述している場合や、環境変数を利用している場合は、この対応は不要です。
1-1. 環境依存しているデータの商用環境用データを用意する
画像・動画等の各種ファイルURL、メールテンプレートURL、メールテンプレートID、config情報、LIFFIDなどを利用している場合で、トライアル環境と商用環境とでそれぞれ情報が異なる場合は、商用環境用のデータを用意します。
例)
トライアル環境にアップした画像ファイルURL
https://file-public.trial-mobilus.chat/{ドメインID}/{ファイル名}.png
商用環境にアップした画像ファイルURL
https://file-public.mobilus.me/{ドメインID}/{ファイル名}.png
ファイルURLの生成(ファイル管理へのアップロード)
トライアル環境の「ファイル管理」にアップロードしたファイルを参照している場合は、同じファイルを商用環境の「ファイル管理」にアップロードし、ファイルURLをコピーしておきます。
1-2. 作成済みのシナリオをコピーする
作成したシナリオの画面右上にある[ コピー ]ボタンを押し、商用環境移行用のシナリオを作成します。
1-3. 環境依存している箇所を商用環境用に変更する
コピーしたシナリオにある、トライアル環境用のデータを商用環境用のデータに変更します。
1-4. シナリオの差分を比較する
商用環境移行用にコピーしたシナリオと、コピー元のシナリオを差分比較し、環境依存しているデータ以外は差分がないことを確認します。
差分がある箇所は、ハイライトで表示されます。
例)「資料送付」アクションで利用している画像ファイル
2.シナリオをエクスポートする
商用環境移行用シナリオをトライアル環境からエクスポート(ダウンロード)します。
3.商用環境にシナリオをインポートする
商用環境にログインし、トライアル環境からエクスポートしたシナリオをインポートします。
新規シナリオを作成する際に、画面右上にある[ インポート ]ボタンでファイルを取り込みます。
4.インクルードシナリオ/連携シナリオを設定する
複数のシナリオで構成されている場合は、インクルードシナリオまたは、連携シナリオの設定を行います。
シナリオが1つのみの場合は対応不要です。
インクルードシナリオの設定
下記を参考にして設定してください。
- MOBI BOT 操作マニュアル > 4【新UI】ホーム >4.1.7 インクルードシナリオを作成する
- MOBI BOT 操作マニュアル > 3【従来のUI】ホーム > 3.7.1 インクルードシナリオを作成する
連携シナリオの設定
下記を参考にして設定してください。
5.シナリオを有効化する
商用環境にログインし、トライアル環境からエクスポートしたシナリオをインポートします。
有効化をスケジュールする
指定の日時にシナリオが有効となるようにスケジュール設定も可能です。
6.商用環境に適用されたことを確認する
商用環境でも問題なく動作しているか確認します。
以上で、チャットボットのシナリオの構築は完了です。